スミスマシンデッドリフト(Smith Machine Deadlift)とは、スミスマシンを利用して行うデッドリフトのバリエーションのひとつです。
マシンで行うため、動作のスピードが制限されるので高重量で行うことはかなり大変です。
そしてこれはマシンを作ったブランドによって同じ重さでもやりやすいのも、やりにくいのにも分かれているため、「この重量が良い」とはっきり断言はできません。
デッドリフトはフリーウエイトで行うのが基本です。
ですのでスミスマシンでデッドリフトを行うことは正直なところあまり多くはないでしょう。
スミスマシンデッドリフトを活用するには、フリーウエイトのデッドリフトの補助トレーニングという扱いで取り入れるという方法です。
高重量ではなく軽めから重めの中間ぐらいの重量で行うことで、結果的にフリーウェイトのデッドリフト重量を上げることにも繋がります。
スミスマシンデッドリフトのやり方を動画で確認
スミスマシンデッドリフトで鍛えられる部位
●主動筋肉(メイン)…全身(特に広背筋と脊柱起立筋)
●補助筋肉(サブ)…全身
スミスマシンデッドリフトで効果を出すためのやり方とフォーム
スミスマシンのバーを下部にして重量をセットしておきます。
足の幅は肩幅よりも少し狭い骨盤くらいの広さで、立ち位置はバー(シャフト)の真下が足の裏の中心になるあたりです。
バーを持つ位置は肩幅の広さにして、オーバーグリップ(順手)で持ちます。
背中を丸めず、腰から上は真っすぐに胸を張った状態を維持しながらバーを持ち上げます。
息を吐きながらゆっくりと持ち上げて、ひざを越えたあたりからお尻と太ももにも強く力を入れていきます。
上げきったら、息を吸いながらゆっくり床まで下ろします。
ひざはほとんど曲げません。
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スミスマシンデッドリフトのコツとポイント・呼吸の仕方
- 体の背面(背筋や腰)を強化するトレーニングですが、刺激される筋肉部位の範囲が広いのでプルアップなどもあわせて行うとより良いトレーニング内容になります。
- 全身の筋肉を強い強度で刺激を与えるため、アナボリックホルモンを強く刺激できます。
- デッドリフトの補助トレーニングで主にデッドリフトのパフォーマンスを上げることがメインです。
補助トレーニングらしく行うためにネガティブ(下ろす)動作も気にしてゆっくり動作することで支える力、耐える力も増やすといいでしょう。
息を吐きながらバーを持ち上げて、息を吸いながら下ろす
スミスマシンデッドリフトのやり方まとめ
①肩幅よりやや狭くして、バーの真下に立ちます。
②胸を張った状態でバーは肩幅の順手で握ります。
③背中を丸めずに、息を吐きながら持ち上げます。
④息を吸いながらゆっくり下ろします。
バーが膝を越えたらお尻と太ももに強く力を入れます。
腰から上は真っすぐの姿勢を保ちながら行います。
この動作を繰り返します。
スミスマシンデッドリフトのおすすめ重量セッティングとセット回数
●負荷重量…男性50kg、女性25kgから始めて徐々に上げていきます。
(ハンマーストレングス製傾斜スミスマシンの場合)
例1)シャフトのみで約10kg + プレート1枚20kgを左右につけて = 50kg
例2)シャフトのみで約10kg + プレート1枚7.5kgを左右につけて = 25kg
●回数…7回以上で1セット
できれば毎セット出来る回数(オールアウト)まで行うと筋肉への刺激を十分に与えることができます。
※オールアウト(限界回数) …余裕を残して終わりにせず、限界でもう上がらないというところまで。
●セット数とセット間のインターバル…3~4セット行い、各セット間のインターバル(休憩時間)は80~90秒
スミスマシン連投攻撃…!
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脊柱起立筋(腰)を鍛える筋トレ種目一覧
デッドリフト系
・ルーマニアンデッドリフト(Romanian Deadlift)
・ダンベルデッドリフト(Dumbbell Deadlift)
・スティッフレッグデッドリフト(Stiff Leg Deadlift)
・グッドモーニングエクササイズ(Good Morning Exercise)
バックエクステンション系
・スーパーマンエクササイズ(Superman Exercise)
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