女性がベンチプレスの重量をなかなか上げられない理由とは?

女性がベンチプレスの重量をなかなか上げられない理由とは? 未分類
パーソナルジム フォルス

筋トレBIG3であるスクワット、デッドリフト、ベンチプレスは、男女ともにトレーニングする上でとても重要な種目です。

そして、当然ながら男性と女性では体格に違いがあるので力にも差があります。

一般的に肢体に問題のない人の場合、物を持ち上げたり、立ったり、歩いたり、走ったりすることは基本的な能力で、
スクワットやデッドリフトの重量の記録は同じ体重の男性を100とした場合、女性の力の差は大体60~70%くらいです。

ランニング(マラソン)などの陸上では男女の差はもっと小さくなりますし、持久力に関する一部の能力ではむしろ女性のほうが有利な場合もあります。

そんな中、男女の差がはっきりと大きく出てしまうトレーニングがあります。

それはベンチプレスやミリタリープレスのような上半身のプレス系(押す)トレーニング種目です。







男女の体のバランスの違いからトレーニング能力に差が出るのは当然

人間がまっすぐ立つためには、体の中心から前面と背面の重さのバランスが一致していれば前に倒れたり後ろに転ぶことはありません。

 

ところが女性は、男性にはない身体的な特徴があります。

乳房ですね。

そのため、女性は前面のほかの器官を小さくするか体の背面に負荷を出さないと前後のバランスが崩れてしまいます。

その結果として胸の筋肉が小さくなり、背中の上部とお尻が後ろに出ている体型になりました。
いわゆるS字の体型です。乳房が大きいほどS字のラインが深くなります。

 

女性の筋トレはベンチプレスが弱い

 

美容的な話は置いといて、S字の体型自体が筋骨格に大きな負担を与えます。

S字が深いほど両肩が前に巻いてしまいトレーニング能力が落ちて腰への負担も大きくなります。
大きな乳房を好まれる西洋でも、多くの女性のアスリートが乳房縮小手術をするのはこれが理由です。

 



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女性がベンチプレスの重量が上がらないのは?

一方、人のひじは完全に伸ばした時に少し外側に曲がりますが、これを「肘角」と呼びます。

荷物を持って手を下ろした際に、この角度があると太ももに荷物が当たらず運びやすいことから「運搬角」とも呼ばれます。

アンダーグリップで(手の平を上にして)両方の前腕をつけようとしてみると分かります。
女性はピタッと容易につきますが、男性はつかない人が多いです。

男性は5度くらいですが、女性は15度もあります。
人類の進化の過程で女性の骨盤は子供が産めるように横に広がっていく際に、腕も一緒に広がった結果です。

 

押される負荷に耐える腕は建物の柱のような役割をしますが、腕が曲がっているほど耐える力も弱くなります。

S字体型で胸筋が大きくないこと、運搬角が大きいこと、このような理由でスクワットとデッドリフトは自分の体重の2倍もできる女性が、ベンチプレスだけは自分の体重と同じ重量でさえ上がらないというケースが多いのです。

これが良くないというわけではありません。体の構造上そういうものなのです。

 

それでもベンチプレスは必ず取り入れるべきトレーニング!

体の構造上女性はベンチプレスの重量が上がらないとは言っても、冒頭で述べた通り筋トレBIG3はトレーニングの基本中の基本ですのでやらなくて良いわけではありません。

プレス系トレーニングは女性は弱いと分かっていれば無理に重量を上げすぎたり、できないことで悲観することもない、ということです。
自分に合った重量でトレーニングしていけると良いですね。

ジムに通っているのであれば積極的にトレーナーに声をかけて、今のあなたにちょうど良い重量設定のアドバイスをしてもらいましょう。

 

ランキング上がってます!ありがとうございます。





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