トレーニングをするときに、補助者がいて一番役に立つ筋トレの種目はベンチプレスです。
ベンチプレスはバーベルを自分の顔と首、胸あたりの上で上げ下げして行うため、特にトレーニングの初心者は心理的に怖いとか失敗したらどうしようと萎縮してしまうことが多いです。
そのために力を発揮できないケースも多々あります。
また、中級者や上級者であっても極端に高重量で回数を減らして行う場合や、今までよりもバーベルを重たくしてトレーニングするときにも補助が必要なこともあります。
補助者は心理的な圧迫感から抜けられるように安心感をくれる役なので、トレーニング者がしっかり力を出せるように導きながら万が一の事故の予防もします。
そのためにも間違った補助ではトレーニング者の効果を邪魔してしまうこともありますので、どのように補助するのかを確認しておきましょう。
ベンチプレスの補助のやり方を動画で確認
ベンチプレスの補助のやり方やコツを解説
補助者はトレーニング者の頭の後ろに立ち、バーベルを一緒にラックから外して持ち上げてトップポジションまでサポートします。
それから手を抜いて後ろに下がります。
動作中に補助者がバーベルに手を出すことは基本的にダメです。
これが一番よく間違っているパターンですが、最初から最後まで一緒に持ち上げ下げすることです。これはトレーニング者の効果が半減してしまうので良くありません。
そして何かあったらすぐに助けてあげようとトレーニング者の頭の真上にいるのも、トレーニングする人の目線の邪魔になりトレーニング者の集中力も落ちてしまいます。
手を伸ばせば届く範囲で、トップポジションで手を離したら一歩後ろに下がって見守りましょう。
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最後のレップスが終わった時やトレーニングする人がつらい合図を送ったら、すぐにバーベルをつかんでラックに戻すまで補助します。
この時はオルタネイトグリップにした方が安全です。
つまり最初のトップポジションとフィニッシュだけ補助することが正しい補助の仕方です。
他に手を出す状況としては、バーベルが左右にフラフラしたり、バーベルのバランスが合わなかったりしたら矯正してあげる程度です。
二人で一つのバーベルを持つことでラックから外す時と戻す時に相手のことを信じて力を抜いてしまい、それが事故につながるケースが多いので最後まで緊張を抜かないようにします。
ベンチプレスの補助のやり方まとめ
ラックから外しトップポジションまでサポートします。
補助者はオルタネイトグリップで掴むと安全です。
動作中は手を出さないのが鉄則です。
動作が終わったり合図があればすぐに補助します。
基本的に手を出すのは最初と最後だけです。
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