リストラップとは、手首(wrist・リスト)をラップ(wraps・包む、巻く)という意味で、手首を痛めやすい人や手首が弱い人が保護のためにつける用品です。
ダンベルやバーベルを使う時には必ず手首にも大きな負荷がかかります。
手首の弱い方はこの負荷のせいで痛みが生じることもありますのでリストラップをつけると良いです。
しかし誰でもリストラップをして筋トレをすればよい訳ではありません。
ということで、今回はリストラップを使用するメリット、デメリットをみていきます!
筋トレ用のリストラップの効果!使いすぎは手首を甘やかす
事前に手首の負傷を防ぐためにつける方もいますが、最初から正しいフォームと正しいグリップ法で自分に合う重量で行えばリストラップは本来必要ありません。
例外としては上級者でかなり重たいダンベルプレスやダンベルショルダープレスなどを行う際に、ターゲットの筋肉への集中度や握力の補助のためにはつけた方がいい場合もあります。
保護してくれる分、手首の力を使わなくなりますから極端にいえば手首や前腕を鍛えることを放棄することになります。
上腕筋だけ鍛えて手首や前腕を鍛えないのは、言ってみれば上半身だけ逆三角形のムキムキな人が太ももやお尻は一般人のように細いというくらいバランスが悪いです。
それに手首や前腕も鍛えておくと、重い荷物を持ち上げるなどよく使われる部位なので日常生活で役立ちます。
ですがもともと手首を痛めやすい人もいるでしょうし、重量を上げて行う場合もあるのでリストラップを否定するわけではありません。
つけないでトレーニングして手首を鍛えること、ケガをするリスクを考えてリストラップをつけてトレーニングすること、どちらも間違っていないのです。
ただ、20回以上できてしまうような軽い重量でわざわざリストラップをする必要はないですね。
●リストラップのメリット…手首のケガのリスクが減る、握力の補助、ターゲットの筋肉への刺激が集中する、つけて筋トレするとテンションが上がる
●リストラップのデメリット…手首や前腕が鍛えられない、使いすぎるとつけてないと重量が上がらないことがある
リストラップの使い方~プレス系のトレーニングで有効
手首を使うトレーニングとして、胸や肩を鍛える動作の押したり押し上げたりする動きが挙げられます。
他にも上腕二頭筋や上腕三頭筋のトレーニングでも手首を使うのでリストラップを使うことは有効です。
しかし背中や脊柱起立筋を鍛える引く(プル系の)トレーニングでは手首を使わないので使用する意味がありません。
また、バーベルよりもダンベルの方がふらつきやすく手首を負傷するリスクがあるので、高重量時や手首に不安がある時はリストラップをつけると良いです。
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リストラップのおすすめ!選ぶ際の参考に
リストラップも様々なブランドから売られています。今までのトレーニング経験から感じたのは何度洗っても寿命が長く続き、丈夫なやつが一番いいなと思っています。
丈夫さはみんなほぼ変わらないですが、洗っても毛玉ができなく長く使えたのがシークというブランドのリストラップでした。値段も手ごろです。
Schiek(シーク)リストラップ フリーウェイト用
king2ring リストラップ 手首サポーター
GOLD’S GYM(ゴールドジム) ループ付きリストラップ
リストラップの使用は必要に応じて
毎回つけてトレーニングするのではなく、基本的には手首も鍛えると思ってリストラップはつけなくても筋トレはできます。
手の平のマメ防止にもなるトレーニンググローブにはリストラップ付きの物もあります。
つけなくても良いと言っても万が一、手首を痛めてしまうと数日間トレーニングを休まないといけないリスクもありますから、必要に応じて使い分けましょう。
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